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〈マチムラの記憶〉千栗八幡宮に納経した高田善通 高価な仏典、大量に手に入れ - 佐賀新聞

筑後川と表記されている明治36(1903)年国土地理院地図。この川を船が往来した

 有明海は潮の満ち引きの差が大きいことで知られています。有明海に注ぐ筑後川もその影響を受けて、満潮時には川の流れが上流に向かい、大潮の際には鳥栖市東部を流れ下る大木川との合流点付近まで影響を受けます。

 逆に干潮時は容易に下ることができます。筑後川では干満の差を利用して水運が盛んでした。

 大木川が合流するのは、現在は(新)宝満川ですが、昔は筑後川本流でした。 その合流点付近にある村落が水屋・高田です。600年ほど前の応永24年から26年(1417~19年)にかけて千栗八幡宮に『大般若経』600巻を納めた「養父郡高田村住人・高田善通」なる人物がいました(現在このお経は、理由は不明ですが、伊万里市の本覚寺にあります)。

 当時の仏典は手書きですから大変高価なものです。それを大量に手に入れ、納めることができるのは、大きな財力を持った人物ということになります。(『鳥栖市誌第3巻』参考)(鳥栖郷土研究会会長・藤瀬禎博)

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