今年はどんなアウターを買おうか…。高価な物ですからアレモ・コレモとはいかないし、せっかくならガシガシとヘビロテできて、長く着られるものを手に入れたい…。そこで今回キーワードとしたのが「着回し」です。
ただ、ただですよ、「着回し」と聞くと無難で地味なものって思われそうですが、今回は真逆! 例えば写真のダッフルも定番のネイビーではなく、クラシックなフォルムで上品なベージュならラフなスウェットスタイルをモダンに見せてくれるし、スーツスタイルにも合わせられます。
クラシックアウターが今の気分
ベースがトラッド、でもシルエットは今どき。だから振り幅がある…。この特集でフィーチャーするコートはオンオフ問わずに着回せて、しかも、流行に左右されずに長く愛用できるでしょう。
グローバーオールのダッフルコート
コート12万6500円(11月発売予定)(グローバーオール × アーバンリサーチ/アーバンリサーチルミネ新宿店 TEL 050-2017-9004) スーツ13万2000円(ブリッラペル イル グスト/ビームス ハウス 丸の内 TEL 03-5220-8686)、シャツ1万6500円(ブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL 0120-02-1818) ネクタイ1万7600円(ホリデーアンドブラウン/シップス 銀座店 TEL 03-3564-5547) サングラス7万3700円(10 アイヴァン/アイヴァン PR TEL 03-6450-5300) バッグはスタイリスト私物
Minoru Kaburagi(SIGNO)
適度に力の抜けたカジュアルな装いに注目が集まる今季、トレンドアウターの筆頭となるのがダッフルコートです。老舗「グローバーオール」に「アーバンリサーチ」がオーバーサイズで別注をかけたこちらは、たっぷりとした生地で存在感抜群。これをいつものグレーのスーツに合わせて、ワントーンで解釈。羽織るだけでモードな洗練すら漂う装いへと様変わりします。
トレンドのダッフルコートに生地をたっぷり使った一着は、迫力十分。エフォートレスな優雅さといった、今に必要なムードが手に入ります。とは言え、やぼったく見えないようにジャケパンのときは柄のトラウザーズで遊んだり、休日であれば、ビビッドなセーターなどを合わせて洒落感をプラスするのがおすすめ。もちろん、モノトーンコーデも様になります。スウェットパンツを合わせてプレッピーっぽく着るのも◎。
Yuichi Sugita(bghe)
バブアーの膝上コート
コート6万4900円(バブアー/バブアー パートナーズ ジャパン TEL 03-6380-9170) セーター2万7500円(ビームス プラス/ビームス プラス 原宿 TEL 03-3746-5851) パンツ3万4100円(ブラームス ルーツストック/ワンダリズム TEL 03-6805-3086) 手に持ったマフラー1万6500円(ベグ アンド コー/ビームス ハウス 丸の内 TEL 03-5220-8686)
Minoru Kaburagi(SIGNO)
人気の高い「バブアー」ですが、今季注目したいのが膝上丈のモデル「ボーダー」です。ワックスドコットンのラギッドさはそのままに、丈が長いのでどこかシックな面持ち。それがネイビーならなおさらです。これをかっちりと着るのではなく、ミドルゲージのニットでカジュアルに見せるのが今季流。甘く編んだニットによって土っぽさが中和され、好バランスな装いに…。
膝上コート「ボーダー」がなぜ優れているかというと、ジャケットの裾がきれいに隠れるから。つまり、ドレスシーンでも大活躍する一枚なんです。ネイビーのスーツを合わせてワントーンで着こなすと、ラギッドかつ品のあるドレススタイルに仕上がります。紺ブレ合わせも決まって見えるでしょう。またパーカなどで、カジュアルさを強調するのもひとつの手。土っぽさが中和されて、こなれた休日スタイルに…。
Yuichi Sugita(bghe)
マッキントッシュのゴム引きコート
コート20万6800円(マッキントッシュ/マッキントッシュ青山店 TEL 03-6418-5711) セーター9万6800円(ユーゲン/イデアス TEL 03-6869-4279) パンツ4万7300円(スタジオ ニコルソン/インコントロ TEL 03-6805-1082) 時計114万4000円(ブライトリング/ブライトリング・ジャパン TEL 0120-105-707)
Minoru Kaburagi(SIGNO)
機能的だけど端正なイメージを持っているのが、「マッキントッシュ」の魅力。ピックアップしたのはフード付きで、スポーティーさも感じさせるモデル「グラニッシュ」です。スーツもジャケパンも合うモデルですが、ここではタートルネックセーターを合わせて、品のある休日スタイルを意識。シャギーなニットと合わせれば、ゴム引き素材とメリハリがついてぐっとモダンな装いに…。
ゴム引きコートは、フード付きを選ぶのがいいでしょう。スポーティーなニュアンスが加わり、時流にマッチした装いがつくれます。スーツスタイルに合わせれば軽快さがプラスされ、こなれた表情も生まれることでしょう。ジーンズ主体の休日着に羽織るなら、スマートな立ち姿に…。ドレススタイルには抜け感を、カジュアルスタイルには知的さを授けてくれる万能選手と言えるのです。手入れを欠かさずに行えば、長く着用可能。愛着を持って味のある表情が出るまで育てたいものです。
Yuichi Sugita(bghe)
J.プレス オリジナルズの千鳥柄ステンカラーコート
コート8万8000円(J.プレス オリジナルズ/J.プレス & サンズ青山 TEL 03-6805-0315) ジャケット9万7900円(ブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン70120-02-1818) ポロシャツ5万5000円(ラルディーニ/トヨダトレーディング プレスルーム TEL 03-5350-5567) パンツ1万9800円(ビームス プラス/ビームス プラス 原宿 TEL 03-3746-5851) 眼鏡3万1900円(フォーナインズ/フォーナインズ TEL 03-5797-2249)
Minoru Kaburagi(SIGNO)
トラッドを代表する「J. プレス」からは、千鳥格子のステンカラーコートを。英国的なかっちりとしたニュアンスがありながらも、特有の親しみやすさがあるのがこの柄のいいところでしょう。紺ブレ×チノパンという定番の着こなしが堅苦しくならずに、こなれた印象に仕上がります。ジーンズで崩して見せるのもいいですし、スーツスタイルに合わせてドレッシーに楽しむのもありです。
英国的なイメージがありつつ、どこか親しみやすさがある。それが紡毛であれば、なおさらでしょう。「J. プレス オリジナルズ」による千鳥格子のコートですが、まずはモノトーンのカジュアルスタイルがおすすめです。これなら手軽にまとまり感のある装いがつくれて、カジュアル上手に…。バーガンディや茶など、暖色系のセーターを合わせるのも有用です。柄がクラシカルゆえ、クルーネックよりもタートルネックのほうが硬軟のバランスが取りやすいでしょう。パーカでスポーティーに見せるのもありです。
Yuichi Sugita(bghe)
これから着回し上手な最旬アウターを順次ご紹介していきます。お楽しみに!
Model Photograph / Minoru Kaburagi(SIGNO)
Still Photograph / Yuichi Sugita(bghe)
Styling / Masahide Takeuchi(CODE))
Hair & Make-up / Kazuya Matsumoto(W), Yuki Oshiro(AVGVST)
Model / Takashi Sakurai(T.), Takeshi Watanabe(VELBED.)
Text / Ryuta Morishita
Edit / Satoru Yanagisawa,Ryuta Morishita,Masahiro Nishikawa
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