【12月21日 KOREA WAVE】今年第3四半期の韓国スマートフォン市場出荷量が前年同期より約5%減少したことがわかった。減少した需要は、それでも100万ウォン以上の高価フォンに集中した。不況期の高い携帯電話だけが売れるという話だ。
市場調査業者の韓国IDCは2023年第3四半期の国内スマートフォン市場の出荷量が前年同期比5.4%減少した約349万台を記録したと13日明らかにした。
第3四半期の国内スマートフォン市場を調べると、経済不確実性によって市場は減少傾向を続けたが、減少幅自体は鈍化する様相を見せた。特に、5Gシェアが92.3%と大幅に増加したが、これはサムスン電子、モトローラ、ナッシングなどアンドロイド主要ブランドの5Gスマートフォン新製品発売の影響と分析される。
価格帯別では800ドル以上のフラッグシップ製品群のシェアが16.4ポイント増加した73.7%を記録した。下半期にはサムスン電子、アップルなど主要メーカーがギャラクシーZ5、iPhone15などフラッグシップ新製品を発売した。このようなフラッグシップ新作が、高まったプレミアムフォン需要を満たすと同時に、収益性まで改善したものと分析された。
フラッグシップ製品群のシェアが増えたのも、これら新作の価格上昇が主な原因と分析される。また、消費者需要がフラッグシップまたは完全な低価格フォンに両極化し、超高価プレミアムフォン需要増加もシェア上昇に寄与した。
フラッグシップフォンだけでなく、サムスン電子を中心に消費者負担緩和のために中低価格フォン新作が発売されたりもした。ただ、スマートフォン全体の出荷量が減る中、フラッグシップフォン販売割合だけが高くなったことを考慮すれば、中低価格フォン販売量は大きく増えていないものと推定される。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News
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