中国から日本への団体旅行解禁二条市場で期待の声｜NHK 北海道の ... - nhk.or.jp

中国政府が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制限してきた、中国人の日本への団体旅行を１０日から解禁すると発表したことを受けて、観光客が多く訪れる札幌市の「二条市場」では、コロナ禍で落ち込んだ客足の回復につながるとして期待の声が聞かれました。

中国政府は１０日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制限してきた、中国人を対象にした団体旅行と一部の旅行商品について、１０日から日本を含む７８の国と地域を対象に新たに解禁すると発表しました。
中国から日本への団体旅行が再開されるのは、およそ３年半ぶりです。
二条市場にある海産物の加工品などの販売店では、客足は回復傾向にあるものの、新型コロナウイルスの感染拡大前の８割程度だということです。
今後、中国人観光客が増えることで、売り上げが感染拡大前の水準にまで回復することに期待を示しています。
二条市場では中国人観光客に「ホタテの貝柱」を干して袋詰めにした商品が特に人気で、ホタテの水揚げ量が減少し在庫の確保が難しくなっているとしながらも、海産物の加工品の販売店はできるだけ多くの商品を確保し、店頭に並べたいとしています。
「近藤昇商店」の山中すみよさんは「中国人観光客の方々は購買意欲が高く、高価な商品もたくさん買ってくれます。ぜひ足を運んでほしい」と話していました。
「堺本商店」の堺本眞司さんは「コロナ禍前と比べると観光客の数はまだ少ないように感じます。にぎわいの回復の後押しになってほしい」と話していました。

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