
第99回天皇杯全日本サッカー選手権準決勝のヴィッセル神戸vs清水エスパルスが、21日にノエビアスタジアム神戸で行われ、3-1で神戸が勝利した。
先月行われた準々決勝で大分トリニータを1-0で破り、2年ぶりベスト4進出を決めた神戸。スタメンはGK飯倉、最終ラインに右からダンクレー、大﨑、トーマス・フェルマーレン、右ウイングバックに西、左ウイングバックに酒井を配置した。アンカーにはセルジ・サンペールを置き、インサイドハーフに山口とアンドレス・イニエスタ、2トップは田中と古橋が務めた。明治安田生命J1リーグ最終節のジュビロ磐田戦でハットトリックを決めたルーカス・ポドルスキはベンチスタート。だが、注目のダビド・ビジャはベンチ外なっている。
一方、サガン鳥栖を1-0で勝利し、5年ぶりの準決勝進出となった清水。先発はGK西部、4バックに右からエウシーニョ、ファン・ソッコ、二見、松原、ダブルボランチに六平と竹内、2列目には金子、河井、ジュニオール・ドゥトラを並べた。ワントップにはドウグラスが入っている。
今シーズン限りでの引退を決断したダビド・ビジャらと共に最高のフィナーレを飾りたい神戸と、来シーズンは監督交代がすでに決定しており、篠田善之体制での有終の美を飾りたい清水。序盤から互いに中盤の球際で激しくぶつかり合う。
立ち上がりを過ぎると、両者、サイド攻撃で打開を図った中、ホームの神戸が13分に先制。左サイドの酒井が逆サイドに展開し、ボックス右外で山口、西とつなぐとボックス右手前でパスを受けたアンドレス・イニエスタが左足を振り抜く。ボールは竹内の股を抜けて、ニアサイドに突き刺さった。
先制を許した清水は23分、エウシーニョから縦パスを受けたドウグラスが右サイドの金子に落とし、自身はゴール前へ。最後は金子のクロスを頭で合わせるも、シュートはゴールの上へと外れた。
前半半ば以降、攻撃にリズムが出始めた清水。27分にはジュニオール・ドゥトラがボックス左手前から直接FKを狙うが、わずかに枠外に。30分にはボックス手前でセルジ・サンペールからボールを奪ったドウグラスがボックス内でGKと一対一になるも、GK飯倉の好守に阻まれた。
清水がチャンスを決めきれないでいると、神戸が追加点。33分、ボックス左外で酒井が強引に金子からボールを奪い、GKとDFの間にグラウンダーのクロスを送る。これがファーサイドに抜け、走り込んでいた田中がプッシュした。
その後、アンドレス・イニエスタのクロスが左ポストに直撃し、あわや3点目という場面を迎えた。そんななか、助けられた清水が38分に1点を返す。ボックス付近で相手のクロスを竹内がブロックすると、ボールがペナルティアークへ。これに素早く反応したジュニオール・ドゥトラがワントラップから浮き球をボレーで合わせ、ゴール左上に蹴り込んだ。
後半に入ると、2-1でリードする神戸がポゼッションを高めたなか、清水は54分に金子を下げて西澤を投入。攻撃の活性化を図る。が、粘る神戸守備陣を崩し切れない。それでも69分、大﨑とセルジ・サンペールのボックス付近での連携ミスを突き、ドウグラスがGKと一対一に。しかし、ここもGK飯倉が立ちはだかり、チームの危機を救う。
守護神に助けられた神戸。すると69分に山口、アンドレス・イニエスタと中盤でつなぎ、名手からの優しいパスを受けた古橋がボックス左手前でのカットインから右足を振り抜き、ゴール左へと流し込んだ。
再び2点を追いかける立場となった清水は直後、河井を下げて楠神を投入。しかし、同時に出場した藤本が2度の決定機を迎えるなど、神戸が攻撃の手を緩めずに清水を畳みかける。
結局、神戸が最後まで攻撃で時間を消費し、3-1で試合終了。初の決勝進出を決めた神戸は、同試合後に行われる鹿島アントラーズvsV・ファーレン長崎の勝者と、クラブ史上初のタイトルを目指して、2020年1月1日に新国立競技場で戦う。
ヴィッセル神戸 3-1 清水エスパルス
【神戸】
イニエスタ(前13)
田中順也(前33)
古橋亨梧(後24)
【清水】
ジュニオール・ドゥトラ(前38)
2019-12-21 07:00:00Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiQWh0dHBzOi8vaGVhZGxpbmVzLnlhaG9vLmNvLmpwL2hsP2E9MjAxOTEyMjEtMDAzNjY1MzQtdXNvY2Nlci1zb2Nj0gEA?oc=5
Bagikan Berita Ini
0 Response to "神戸が初タイトルへ王手! ビジャ欠場も清水撃破で初のファイナル進出!《天皇杯》(超WORLDサッカー!) - yahoo.co.jp"
Post a Comment