
2023/08/14 12:29 ウェザーニュース
「低位地帯」と呼ばれるところでは、非常に激しい雨と排水能力の低下によって、特に浸水のリスクが高くなる見込みです。
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特に浸水の発生リスクが高い「低位地帯」

こうした地域では浸水のリスクが高く、床下浸水や雨量によっては床上浸水になってもおかしくありません。
過去に浸水が起きた地域は、繰り返し同様の被害に見舞われるおそれがありますので、特に警戒をしてください。
明日は都市部でも内水氾濫が発生するおそれ

それにより下水道などの排水能力を超え、台風による広範囲の大雨で河川の水位が上昇すると、より排水がしにくくなります。いわゆる「内水氾濫」が発生し、大規模な冠水や浸水につながることが考えられます。特に上記で挙げたような「低位地帯」ではそのリスクが高く、今日のうちに自宅周辺などの対策を行っておく必要があります。
床上浸水が想定された場合の対策

1.重要書類や高価な家電製品・衣類
家電製品はできるだけ2階へ移動させておくと安心です。また、衣類も水に浸かるおそれがある場合は数日分だけでも2階など高い位置に移動させておくとよいでしょう。
2.畳
畳は浸水などにより大量に水を吸うと、雑菌が繁殖し虫がわいてくるケースもあり、乾かしても使えない状態になります。可能な場合は2階に移動しておくのがおすすめです。また、机の上など床よりも高いところに置いておくだけでも、浸水の被害を免れるケースもあります。
3.自家用車
人の避難も重要ですが、車もあらかじめ安全な場所へ移動させておきましょう。移動が困難な場合は、エンジン部分の浸水を避けるように、前輪部分を高く上げておくのもおすすめです。
今年7月に発生した秋田市の大規模内水氾濫は、ほとんどが浸水想定区域内で発生しました。テレビの高さまで水没するほどの床上浸水となり、大量の家電製品が災害ゴミとして排出されました。また、自家用車が水に浸かり、レッカー移動が追いつかないほどの大量の廃棄車両となり、まだ生活の困難が続いています。
自分がいるところのハザードマップを確認するなど、いざという時の行動を描いておくようにしてください。
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1時間に50mmを超えるような雨が降ると、下水道などの排水能力を超え、台風による広範囲の大雨で河川の水位が上昇すると、より排水がしにくくなります。いわゆる「内水氾濫」が発生し、大規模な冠水や浸水につながることが考えられます。
台風の進路が東寄りになった場合は、名古屋市など東海地方でも同様の懸念が出てきます。

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