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インフィニジャパン(長野県松本市)は、表面仕上げ技術「MMP」を使って鏡面加工を施した金属材料のサンプルを技術展示会「付加価値ある意匠デザインを実現するものづくり技術2023」(主催:日経ものづくり、2023年6月2日)に出展した。MMP技術は、スイスBinC Industriesが開発したもので、「一般的な鏡面研磨の3分の1~10分の1の損耗量で済む」(インフィニジャパン専務取締役の青柳憲司氏)のが特徴。チタンなどの高価な材料や複雑な形状の部品の仕上げに向いている。
一般に金属部品の表面の凹凸は、拡大して見ると、表面にあるうねりに細かな凹凸が乗っているといった具合に、周期の異なる凹凸の波が重なってできている。MMPは、表面の粗さを計測して表面性状を分析した上で、凹凸の波の大きさに合わせて研磨粒子の大きさを変える点に技術の鍵がある。
処理に当たっては、まず研磨対象物を固定してあるタンクを独自の研磨粒子である「マイクロツール」で満たし、さらにそこにある触媒を投入する。すると、触媒の働きでマイクロツールが集合した「マイクロツール凝集体」ができる。詳細は明かさないが、同凝集体が研磨対象物表面をランダムな方向に流れるようにタンクを制御すると、凝集体が表面の凹凸を削って研磨する仕組みだ。
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