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特産品ホイールを市長公用車に、ものづくり技術をPR…BBSジャパンが4本貸与 - 読売新聞オンライン

 自動車レース・F1世界選手権で使用するタイヤのホイールを独占供給し、富山県高岡市に製造拠点を持つ「BBSジャパン」が、同市の公用車に使ってほしいと、デザイン性の高いホイールを無期限で貸与した。市はさっそく、ちょっとこわもてなそのホイールを市長公用車に装着。足元から高岡のものづくり技術を宣伝する。

 同社が貸与したのは、アルミニウム製の鍛造ホイール。スポークがYの字に広がる「クロススポーク」が特徴的だ。これまでの市長公用車に使っていたのは自動車メーカーの純正ホイールだっただけに、一見しただけでは、これが市長公用車かと信じられなくなるほどだ。ルマン24時間耐久レースで使われたホイールをベースにした市販されているモデルで、定価は1本約10万円。同社はこのホイールを計4本、無期限で貸与した。

 同社は、江戸時代からの金属加工の歴史を誇る同市で、年間40万本のホイールを製造。市も同社製ホイールをふるさと納税の返礼品にするなど、重要な特産品の一つと位置づけている。

 8日に同社高岡本社で行われた貸与式で角田悠紀市長は、「BBSジャパンのホイールは市の顔。公務で車を使って他県に行く際、現物を見せて市の宣伝ができる」と期待を込めた。また、「(高価なだけに)運転手は非常に緊張しています」とも話し、笑いを誘った。

 同社の北秀孝社長は「我々は会社が高岡にあることを誇りに思っている。市と一緒になって、高岡の発展に貢献し、盛り上げていきたい」と語った。

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