大相撲夏場所（５月２４日初日・両国国技館）の番付が発表された２７日、新大関の朝乃山（２６）が報道陣の電話取材に応じ、「もっと引っ張っていきたい気持ちになった。相撲界を盛り上げていきたい」と決意を語った。
新番付でひときわ大きくなった自身のしこ名を見て昇進を実感したといい、「常に優勝争いに加わらないと上も目指せない。優勝目指して頑張りたい」と気を引き締める。
無観客開催だった３月の春場所で１１勝を挙げ、場所後に大関昇進。だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で伝達式後もほとんど外出はできず、多くのファンに新大関の姿を披露するはずだった春巡業も開催が見送られた。それでも、「世の中何もできない状況。皆さんが自粛して苦しい中、一人一人が相撲を取っている姿を見せれば、元気になると思う」と心境を語る。
相撲協会員からも感染が確認され、現在は稽古場では接触を避けるため四股やテッポウなど基礎運動が中心の毎日が続く。精神的にも厳しい状況を強いられているが、「気持ちを引き締めて初日に体を合わせていきたい」。夏場所の開催は不透明な情勢だが、緩めることなく稽古で自身を鍛え上げることを誓った。
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April 27, 2020 at 03:19PM
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新大関朝乃山「相撲界盛り上げたい」…番付のしこ名大きくなり昇進実感 - 読売新聞
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