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女子マラソンも“厚底旋風”か…一山麻緒「走った感じは自分に合っている」名古屋で最後の五輪切符つかむ - 中日スポーツ

記者会見する一山麻緒

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 8日にナゴヤドーム発着で行われる名古屋ウィメンズマラソン2020(中日新聞社など主催)の招待選手7人が6日、名古屋市内で会見した。東京五輪マラソン女子代表の残り1枠を決める最終選考会となる今大会。昨年9月の東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で6位に終わった一山麻緒(22)=ワコール=は「東京五輪へのラストチャンスなので、ここで1枠取りたい」と全力で最終バトルに挑む。

 充実感を漂わせ、一山は会見に臨んだ。「今大会に向けてしっかり練習は積めてきている。今までやってきたことを最大限に出したい」。大一番を前に堂々と振る舞った。昨年3月、冷雨の東京でマラソンデビューを飾り、そこでマークした2時間24分33秒が自己ベスト。昨年4月のロンドンマラソンでMGC出場権を勝ち取った。

 9月のMGCでは、出場選手の中で最年少の22歳。若さと勢いを武器に序盤から積極的にレースを引っ張ったが、後半に失速し6位でゴールした。「MGCの後はあまり走る気になれなかった」。家族の支えや周囲の期待もあり、ラストチャンスに懸けると決めた。

 1月の大阪国際女子ではMGC4位だった松田瑞生(ダイハツ)が2時間21分47秒をマーク。名古屋で松田のタイムを超える選手がいなければ、五輪代表は松田に決まる。代表入りへのハードルが上がっても、一山はポジティブに捉えた。「松田さんがいい記録を出してからいい練習ができた」

 2月の香川丸亀国際ハーフマラソンではナイキ社の厚底シューズを履き、日本勢最高の5位。「走った感じは自分に合っていると思う」。好感触だった厚底シューズを履いて本番に臨む予定。最新技術も味方に付け、代表入りに向かって力を振り絞る。

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March 06, 2020 at 08:48PM
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