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マラソン五輪代表と瀬古氏が故円谷幸吉の墓参りへ 恩人に「守ってください」 - 毎日新聞 - 毎日新聞

1964年東京五輪男子マラソンで沿道の大声援を浴びて力走する円谷幸吉=東京都世田谷区内で1964年10月21日

 東京オリンピックのマラソン代表と日本陸上競技連盟の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(63)は12日午前、福島県須賀川市にある1964年東京五輪男子マラソン銅メダリスト、故円谷幸吉さんの墓参りをする。「今のマラソンブームがあるのは円谷さんのおかげ」と語る瀬古氏が以前から温めてきたアイデアだ。8日の代表最終選考会で男女代表6人が出そろったことを受け、円谷さんの墓前で健闘を誓う。

円谷幸吉さんの功績をたたえ、東京五輪代表とともに墓参りすることを提案した日本陸上競技連盟の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー=東京都千代田区の毎日新聞東京本社で2020年3月2日、丸山博撮影

 瀬古氏は2016年秋、マラソンの強化責任者に就任した当初から「代表選手が決まったら円谷さんの墓前に報告し、『守ってください』と言う。若い選手たちに命をかけてメダルを取った円谷さんの偉大さも伝えたい」と語っていた。2大会連続の五輪出場を目指しながら不振で悩んでいた円谷さんはメキシコ五輪目前の68年1月、27歳で自殺した。

1964年東京五輪の男子マラソンの表彰式で、観客の声援に応える銅メダルの円谷幸吉(右)。中央は金メダルのアベベ・ビキラ=1964年10月21日、東喜一撮影

 64年当時、小学2年生だった瀬古氏は「日本中が元気と勇気をもらった。マラソンってすごいと思った」と振り返る。現役時代は、生前の円谷さんと交流のあった自らの指導者から「円谷はすごい。お風呂に行く前も、いつ死んでもいいと服をきちんと折りたたむ。命がけとはこういうことだ」と聞かされ、一つ一つの行動への意識を高めた。現役引退後には福島にある円谷さんの実家を何度も訪ね、遺族と交流している。

 東京五輪マラソン代表は、男子が中村匠吾(27)=富士通、服部勇馬(26)=トヨタ自動車、大迫傑(28)=ナイキ。女子は前田穂南(23)=天満屋、鈴木亜由子(28)=日本郵政グループ、一山麻緒(22)=ワコール=で、いずれもマラソンでは初の五輪となる。【小林悠太】

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March 12, 2020 at 05:00AM
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