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青学大の吉田、初マラソン2時間8分台「楽しく走れた」 - 朝日新聞

 第69回別府大分毎日マラソン大会は2日、大分市高崎山・うみたまご前―大分市営陸上競技場のコースで行われ、一般参加で初マラソンの吉田祐也(青学大4年)が2時間8分30秒の好記録で日本選手最高の3位に入った。レースはハムザ・サリ(モロッコ)が2時間8分1秒で初優勝、2013年に川内優輝が記録した2時間8分15秒の大会記録を塗り替えた。

 視覚障害の部では、東京パラリンピック代表に内定している女子T12クラスの道下美里(三井住友海上)が2時間54分22秒をマークして2連覇し、自らが持つ世界記録を1分52秒更新した。

 (スタート時の天気は晴れ、気温13度、湿度45%、北の風1・6メートル)

39キロ自ら仕掛け、「悔いなし」

 35キロを過ぎ、吉田が先頭4人に残る唯一の日本選手となった。「楽しく走れました。引っ張ってくれる方々の胸を借りて食らいついた」。最終盤で遅れたものの、記録は初マラソン日本歴代2位。若者が秘める力を存分に示してくれた。

 箱根駅伝4区で区間新を出し、青学大の総合優勝の立役者の1人。外国2選手との勝負になった39キロでは自ら仕掛けた。日本陸連の瀬古マラソン強化戦略プロジェクトリーダーから「あそこで無理しちゃったから。出ない方がよかった」と記者会見で指摘されたが、本人はタイムを意識していたそうで、「悔いのないレースができました」。

 菓子メーカーに就職予定で今後、競技に専念するランナーになるかは分からないという。脚光がさらに強まり、将来が注目される。

世界新の道下「東京で進化した自分見せる」

 女子視覚障害者の部の道下美里(三井住友海上)は35キロ付近で上り坂にさしかかった。「ここで(自分に)勝てなきゃ、東京で勝てない」。手にしたロープでつながる伴走者の声を頼りに、回転よく足を前に運ぶ。2017年12月に自身が樹立した世界記録を1分52秒更新し、「ホッとしました」と笑顔を咲かせた。

 昨年4月の世界選手権を制して東京パラリンピック代表に内定し、12月の防府読売を本番前最後のフルマラソンにする予定だった。だが、終盤に失速し、記録更新を逃した。心にしこりが残った。「楽をしてはダメだ」。短い準備期間にもかかわらず、この大会へのエントリーを志願した。

 この日は後半にペースを上げ、2年越しの悲願をかなえた。伴走者の志田淳さんは「ずっと出そうで出ない、長い陣痛が終わったような感じ」と笑った。「また東京で進化した自分を見せたい」と道下。気分晴れやかに東京パラリンピックに向かう。(菅沼遼)

記録

 ▽成績 ①ハムザ・サリ(モロッコ)2時間8分1秒=大会新②ゴダナ(エチオピア)2時間8分6秒③吉田(青学大)2時間8分30秒④小山(SUBARU)2時間8分53秒⑤ビアムバジャブ(モンゴル)2時間9分3秒⑥深津(旭化成)2時間9分6秒⑦聞谷(トヨタ紡織)2時間9分7秒⑧湊谷(横浜DeNA)2時間9分19秒⑨ルエサム(エリトリア)2時間9分43秒⑩小林(SUBARU)2時間9分55秒

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February 02, 2020 at 08:09PM
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