Search

マラソン女子代表最後のイスは? 26日に大阪国際女子マラソン - 読売新聞

 東京オリンピック男女マラソンの代表選考が大詰めを迎えている。それぞれ代表3枠のうち2人は内定し、残り1枠を男女とも3レースある「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ」で争う状況。今年最初の選考レースとなる26日の大阪国際女子マラソンには有力選手が集まっており、「大阪冬の陣」は例年以上に熱くなりそうだ。

 女子は昨年9月、代表選考レースのMGCで優勝した前田穂南(天満屋)、2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)がすでに代表に内定している。

 残る1枠に入るためには、ファイナルチャレンジで派遣設定記録の2時間22分22秒(女子の日本歴代9位を1秒上回る記録)以内をマークするのが条件。最初のレースとなった2019年12月8日のさいたま国際マラソンでは突破者はいなかった。残る大阪国際か、3月の名古屋ウィメンズで、複数の突破者が出た場合はタイムの最上位者が選ばれ、クリアした選手がいなければ、MGC3位の小原怜(天満屋)が代表入りする。

 大阪には小原のほか、2018年大会を制した松田瑞生(ダイハツ)、16年リオデジャネイロ五輪代表の福士加代子(ワコール)、世界選手権ドーハ大会7位入賞の谷本観月(天満屋)らがエントリー。フラット基調のコースということもあり、ハイレベルな争いになる可能性は高い。

 松田はMGCで力を発揮できず4位。一時はショックを引きずったが、(2時間19分12秒の)日本記録を狙う」と、地元のレースを前に元気を取り戻した。

 トラックを含めて5大会連続の五輪を目指す福士にとって、大阪は16年に自己記録の2時間22分17秒を出した相性のいいコース。37歳のベテランはレースに意気込みを見せており、永山忠幸監督も「16年より内容的に上の練習ができている」と自信を見せる。

 MGCで2位と4秒差で内定を逃した小原は、ライバルの結果を待つ選択肢もあったが、自力で切符をつかむために出場を決めた。武冨豊監督も「潜在能力は前田より恵まれている」と評するだけに、精神的な甘さの克服がカギになる。世界選手権で自信を深めた谷本も、勝機をうかがう。

 ファイナルチャレンジで最後のレースとなる3月8日の名古屋には、MGC6位の一山麻緒(ワコール)らが参戦の予定。大阪に出場する選手は派遣設定記録の突破はもちろん、一山らに重圧を掛けられるタイムが求められる。(平野和彦)

 マラソンの選考レースでは、これまで数々のドラマが生まれた。

 2016年リオオリンピック切符をかけた名古屋では、田中智美(第一生命)が1秒差で小原に競り勝ち、代表入りを決定づけた。08年北京オリンピックの選考レースだった名古屋では中村友梨香、1992年バルセロナオリンピック前の大阪では小鴨由水がそれぞれ初マラソンで優勝して代表入り。

 一方、曖昧な選考基準は社会問題にも。バルセロナオリンピック前の大阪で2位に入った松野明美や、2000年シドニーオリンピック金メダルの高橋尚子が次のアテネ五輪で落選した際には、選考を巡り議論が巻き起こった。東京五輪へ向け、日本陸連は「一発勝負」のMGCを軸にした選考で透明化を図っている。

 男子はMGCで1位の中村匠吾(しょうご)(富士通)と2位の服部勇馬(トヨタ自動車)が代表に内定している。

 男子の派遣設定記録は大迫傑(ナイキ)の日本記録を1秒上回る2時間5分49秒。ファイナルチャレンジの最初のレースとなった2019年12月1日の福岡国際マラソンでの突破者はいなかった。MGCの3位は大迫で、残る2レースは3月1日の東京マラソンと同8日のびわ湖毎日マラソンだ。(この項、読売新聞オンライン編集部)

Let's block ads! (Why?)



"マラソン" - Google ニュース
January 24, 2020 at 02:12PM
https://ift.tt/2NPyk0D

マラソン女子代表最後のイスは? 26日に大阪国際女子マラソン - 読売新聞
"マラソン" - Google ニュース
https://ift.tt/2RhYbAN
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "マラソン女子代表最後のイスは? 26日に大阪国際女子マラソン - 読売新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.