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小児まひの男性、ホノルルマラソン出場 車いすで11時間完走目指す - 産経ニュース

「支えてくれた人への恩返しとして完走したい」と話す石井さん(吉原実撮影)
「支えてくれた人への恩返しとして完走したい」と話す石井さん(吉原実撮影)

 生まれつき手足に障害があり、歩行も困難な東京都足立区の自営業、石井隆司さん(69)が、足こぎ車いすで、現地時間8日に米ホノルルで開催される「JALホノルルマラソン2019」のフルマラソン(42・195キロ)に挑戦する。これまでに走破した最長距離は10キロだが、長年憧れ続けた大舞台を前に、準備を重ねてきた。「(完走する)イメージはできている」と意気込む。(吉原実)

 かつて日本でも大流行したポリオ(小児まひ)により生まれつき手足にまひがある石井さんは、幼い頃に両親が離婚。母の再婚相手から殴られるなど日常的に虐待を受け、中学校もわずかしか通わせてもらえず13歳から働き始めるなど、苦労を重ねてきた。

 「氷水に手を突っ込んだときに感じる、しびれるような痛み」は常に消えることはなく、ふさぎ込んで酒に溺れることも。「自ら命を絶とうと何度も思った」こともあったが、知人を介して約2年前、まひの残る体でも軽い力で操作できる足こぎ車いすに出会った。

 自由に動ける喜びを知り、気持ちも前向きになった。これまで6回にわたってマラソン大会に出場し、10キロのコースも完走するまでに。「体は老化しても、心は若いままでいられる。人生が変わった」と語る。

 「来世の夢は、自分の足で砂浜を走ること」と語る石井さんにとって、ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドなど、海岸に沿ったコースを走るホノルルマラソンは、長年の憧れだった。フルマラソンは未経験だが、重い荷物を持った状態で毎日5キロほど移動するのを日課とし、準備してきた。

 「ワクワクしている。自分自身への挑戦になる」と語る石井さん。本番では普段愛用している足こぎ車いすを使い、伴走者もつけずに11時間かけて走破する目標を掲げる。「誰も好き好んで障害者にはならない。障害のある子供たちに夢を与えたい」と話した。

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December 07, 2019 at 02:44PM
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