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対戦相手との接触を避けつつ本格的な練習|NNNニュース - 日テレNEWS24

 エブリィでは1日から、高校で再開された部活動についてお伝えしています。3日は、対戦相手との接触を避けるため本格的な練習ができない中、様々な工夫を凝らしている競技です。

 1日から部活動が再開した富山商業高校相撲部です。2日はおよそ2か月ぶりにまわしをつけての練習でした。

 Qまわしを巻くと気合入ります?

 部員「気合入りますね」

 富山商業高校相撲部 上田龍弘監督「はい6度3分」

 感染予防対策として練習前には1人ずつ検温を行います。

「はい6度5分、全員OKです」

 練習を始める前には窓を開け換気をして密室にならないよう注意します。

 富山商業高校相撲部 上田龍弘監督「始められるようになってうれしい気持ちと、感染の不安も少し残っています。できることを生徒と話あいながら進めていきたいと思います」

 富山商業高校相撲部は4月上旬から部活動が休止となりました。待ちに待った練習再開ですが、相撲は対戦相手と密着するため、「できること」が限られています。

 3密を避けてできるのは四股など基本的な練習だけです。

 富山商業高校相撲部 田畑海昇副キャプテン
「ぶつかりとかは基本中の基本の練習なのでないのはすごく大きいんですけどその分他の練習で皆で盛り上がっていけるような練習があると思うのでがんばっていこうと思います」

 密を避けながら力を落とさないために。様々な工夫をしています。
 富山商業高校相撲部 上田龍弘監督
「ひと方向ずつソーシャルデスタンス。いつもみたく行列にならない。要は一人ずつ、ひと方向ずつ行って交差しないように」

 普段は部員同士がすれ違うように行う「すり足」は距離を取りながら全員同じ方向を向いて行います。取り組みやぶつかり稽古など実戦的な稽古はしばらくできませんが、部員は仲間と汗を流せる喜びをかみしめています。

 富山商業高校相撲部 浦山秀誠キャプテン
「取り組みができないのはせっかく(部活を)出来るようになったにも関わらずできないのは悔しいですけど、筋力も多少は落ちていると思うので基礎からしっかり固めてできるようになったときに向けてしっかり準備したい」

 相撲に限らず、レスリングなど相手と接触する競技は、感染予防を図りながらいかに練習をしていくか、課題が多くあります。各高校では、県内の感染状況を見ながら、手探りの対応が続きます。

 そして富山商業高校相撲部のOBである、新大関・朝乃山は1日から相撲をとる稽古を再開していて「ここからまたじっくり体を作っていきたい」と話しています。

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June 03, 2020 at 05:26PM
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