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今年の開催中止を知らせるいびがわマラソン公式アカウントの投稿に寄せられた励ましのコメント＝写真投稿サイト「インスタグラム」から |
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秋の揖斐川沿いの豊かな自然と町民挙げての温かいおもてなしが、全国の多くのランナーに支持されている「いびがわマラソン」（中日新聞社など主催）。新型コロナウイルスの収束が見通せず、今秋の大会の中止が決まると、会員制交流サイト（ＳＮＳ）には、ランナーたちの落胆の声が。一方で、来年の大会に向け、前を向くランナーもいる。そんな「いびがわファン」の思いにこたえるように、長年大会を支える著名人からは、励ましのメッセージが届けられた。
「大好きな大会。仕方ないですが今年も走りたかった」
二十日の中日新聞朝刊といびがわマラソン公式サイトで、今年の大会の中止が発表されると、出場を予定していたランナーらは、ツイッターやインスタグラムなどのＳＮＳに率直な思いを書き込んだ。
十一月八日に開催予定だった今年は、コースの安全確保のためフルマラソンを実施せず、ハーフマラソンと新設の１０キロの部を開催予定だった。
コロナの影響で全国各地のマラソン大会が軒並み中止となる中、ＳＮＳには「コロナ禍で仕方ない」「苦渋の決断だったと思う」と理解を示す投稿が多い。
一方で、「中止慣れしてしまった」「今年は総崩れだ」「今年のレース開催はもう無理なんじゃないか」と悲痛な思いもつづられている。
来年は、新しいコースでフルマラソンが行われる予定となっており、「来年は二年分楽しみたい」「新コースが楽しみ」と気持ちを切り替えるランナーも少なくない。
中止の発表後、実行委事務局には「１０キロだけでも開催できないか」「関連企画はどうなるのか」と、参加を諦め切れないファンからの思いも届いている。
大会長を務める揖斐川町の富田和弘町長は「参加者やボランティアの安全を最優先に考えての決断。少しでも早く日常が戻ることを祈り、次の大会では再び、町民と共にランナーの皆さんを笑顔で迎えたい」と理解を求めている。
（山本拓海）
◆励ましのメッセージ
＜スペシャルアドバイザー 高橋尚子さん＞ 秋のいびがわで、ランナーの皆さんや町の皆さんと熱い一日を過ごすことをとても楽しみにしていました。いびがわマラソンは、多くのファンに囲まれた、地域で愛される大会です。大会中止は大変残念ですが、皆さんが健康で笑顔で過ごせることが一番大切です。二〇二一年の大会では二年分の想いをこめて走れることを祈っています。
＜スペシャルコーチ 金哲彦さん＞ 素晴らしい紅葉の風景で皆さんと走れることを楽しみにしておりました。新型コロナウイルスで「いびがわマラソン」が中止されることはとても残念です。しかしながら、今は力を合わせてこの困難を乗り越えることが大切だと思います。何よりも大切なのは、皆さんの健康。手洗い、うがい、マスクを忘れずにランニングを継続しましょう！
＜スペシャルサポーター 西田ひかるさん＞ 今年はランナーの皆さま、町民の皆さまにお会いできなくてとても残念です。来年は新生いびがわ、パワーアップしたマラソンコースになると伺っております。そこに向けて運営スタッフの方々も準備に入ってくださっているのでしょうか…？ その時に元気な姿でお会いできることを楽しみにしております！ どうぞ、ｓｔａｙ ｓａｆｅ！！
＜レギュラーゲスト 高石ともやさん＞ 今、世界はスポーツイベントもコンサートも人が集まることができません。伝統のボストン・マラソンも中止でした。当日、米国人の女性ランナーが一人で同じコースを笑顔で走り切りました。小さな写真入りの新聞報道を何度も読み直しました。ホッとうれしくなりました。いびがわマラソンも中止になったけど、いま一度原点にかえってゆっくり近所を走ってみよう。今生きていることを喜びながら…。来年、またいびがわでお会いしましょう。
＜ゲストランナー 中村優さん＞ いびがわマラソンを目標に走ってた方、秋の恒例行事にしてた方、そんな皆さんの想（おも）いとともに走ることができず悔しいですが、安心して走れる日まで今は一人一人ができることを。来年、笑顔でまた皆さんといびがわで会えますように！
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May 22, 2020 at 07:53AM
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