【ジュネーブ=細川倫太郎】国際オリンピック委員会(IOC)のマコネル競技部長らが2日、電話会見し、延期が決まった東京五輪のマラソンと競歩について予定通り札幌市で開催する方針を表明した。当初の想定で準備を円滑に進めるため、他のすべての競技日程も原則変えない方針だ。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、延期となった東京五輪の新日程は21年7月23~8月8日に決まった。男女のマラソンと競歩は従来通り閉幕日を含めた最後の4日間で札幌市で開催する。マコネル氏は「我々にはすばらしい試合の計画があり、それは変わらない」と話した。
一方、原則23歳以下という年齢制限のあるサッカーについては、1年延期によって多くの選手が資格を失う可能性がある。今回は特例で24歳以下にすることを求める声が出ている。IOCはこの点について国際サッカー連盟(FIFA)と協議中として、数週間以内に結論を出すとした。
東京五輪が延期になったことで競技会場や宿泊施設の再確保などが迫られ、多くの経費も追加発生する見通し。デュビ五輪統括部長は大会組織委員会とIOC双方に追加のコスト負担が発生するとの認識を示した上で、「(予算の見直しなど)詳細について調べている」と話した。
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April 02, 2020 at 11:41PM
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延期の東京五輪「マラソンは予定通り札幌」、IOC - 日本経済新聞
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