名古屋ウィメンズマラソンで途中棄権し、マラソンでのオリンピック出場を逃した福士加代子選手が取材に応じ、今後について「とりあえず休む」と話す一方で、競技続行への意欲もにじませました。
37歳の福士選手は、８日の名古屋ウィメンズマラソンで30キロ付近で途中棄権し、２大会連続でのマラソンでのオリンピック出場はなりませんでした。
レースから一夜明け、取材に応じた福士選手は「25キロすぎで体が寒くなり、震えが来て身の危険を感じてやめた」と棄権の理由を話しました。
チームの後輩の一山麻緒選手が日本歴代４位のタイムで優勝し、オリンピックの代表に内定したことについては、「正直うれしい。強くなりたいという考え方がシンプルで、まっすぐな子だと思う」と評価していました。
一方で、自身の今後については「とりあえず休んでみて、その後どうなるかはわからない。いつも“やめるやめる”と言ってますからね」と、独特の言い回しで報道陣の笑いを誘いながら話しました。
そのうえで、トラックでオリンピックを目指す考えを聞かれたのに対し、５月に１万メートルの日本選手権が国立競技場で行われることにみずから触れ、「日本選手権に出るためのタイムを持っていないので、それをねらうことと、国立で走ってみたいという気持ちはある。あとは体に聞いて心に聞いて、監督と相談ですかね」と話しました。
マラソンについては「難しいと思うところはあるが、その分、おもしろいと思う部分もある。追求は常にしているし、これからもたぶんするんじゃないか」と話し、競技続行への意欲をにじませました。
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March 09, 2020 at 11:26AM
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