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“ウクライナの怪物”と“トルコの貴公子”が前相撲で豪快デビュー - スポーツ報知

◆大相撲春場所3日目(10日、エディオンアリーナ大阪)

 前相撲が行われ、初のウクライナ出身の力士、ソコロフスキー・セルギイ改め獅司(しし、23)=入間川=が豪傑山(芝田山)を押し出して白星デビューを飾った。

 部屋付きの若藤親方(元幕内・皇司)が「リトル把瑠都(元大関、エストニア出身)ですよ。両親を楽にさせたいという思いが強い。ケガさえしなければ三段目、幕下まですぐに行けます」と絶賛していたように、クレーン車のごとく豪傑山を押し出した。

 ザポリジャ州メリトポリ市出身で6歳からレスリングを始め15歳で相撲に転向。一昨年の11月に来日、日本相撲協会の面接にもパスして入間川部屋の門を叩いた。191センチ、162キロの体で前に出る相撲は迫力十分。「把瑠都は(立ち合いで)頭から行けなかったが、(獅司は)頭から行ける」と気合いも充実している。

 ネックは日本語がほとんど理解できないこと。それでも「緊張? 大丈夫でした。好きな力士? 栃ノ心関です。得意は右四つですけど、なんでも行けます」というコメントをなんとか拾うことができた。食生活にも慣れが必要だという。部屋の関係者によると「生野菜は食べるけど、ちゃんこ鍋の中に入っている煮た野菜は食べない。寿司は好きだが、白米は嫌い」と証言していた。

 部屋ではすでに三段目の兄弟子の胸を借りているが、兄弟子たちは「歯が立ちません」と口を揃える。“角界のシェフチェンコ(ウクライナの伝説的なストライカー)”が大相撲に殴り込みをかける。

 初のトルコ系力士の萩原(22)=鳴戸=も押し出して白星スタート。ことらは観光業を営む父マイドゥン・イブラヒムさん(47)がトルコ人で母・千秋さん(53)が日本人のハーフだ。

 北海道・札幌市の道場で相撲を始め、拓大では東日本学生選手権の故人体重別(115キロ未満級)で準優勝した実績があり、「自分は大学出身で時間がないので、できるだけ早く関取になりたい。無観客? 残念ですけど、もっと上に行けば、(両親に)何度でも相撲を見せることはできる」と意気込んでいた。

 得意は右四つも前に出る相撲を磨いている。趣味はピアノで中学(市立札幌中学校)時代にショパンの「ポロネーズ」を弾いて入選したこともある。部屋での息抜きはクラシック音楽を聴くことで、報道陣から「トルコ行進曲を聴いているのか」という質問には「聞いてません」とはっきり答えていた。

 182センチ、114キロの均整のとれた体と甘いマスク。こちらは“角界のイルハン(サッカーのトルコ代表FW)”を目指す。

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March 10, 2020 at 10:33AM
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