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マラソン代表選考、目標明確化で底上げ - 日本経済新聞

2017年から始まったマラソン五輪代表争いが決着した。選手強化と選考の透明性を確保する狙いで導入した一連のシステムは一定の成果があったと見ていいだろう。

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名古屋ウィメンズマラソンで2時間20分29秒をマークし、優勝した一山麻緒=共同

名古屋ウィメンズマラソンで2時間20分29秒をマークし、優勝した一山麻緒=共同

選考を終えた日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「本当に強い選手を選ぶ仕組みになった」と総括した。日本陸連は昨年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で安定性や調整能力を問い、残る1枠はスピードを重視。MGC後は関係者の期待に現場が応え、当初定めた記録(男子2時間5分49秒、女子2時間22分22秒)はともに破られた。

男子は大迫が1日の東京で自身の日本記録を21秒更新。女子は1月の大阪国際でハードルを上げた松田を、この日の一山が日本歴代4位の記録で上回った。いずれもMGCの敗戦を糧に、"敗者復活"のレースでつかんだ五輪切符だった。

男子は日本歴代10傑の顔ぶれが大きく変わり、女子も日本人の国内最高記録が出た。河野匡・長距離マラソンディレクターは選考が活況だった背景に、目標設定が明確になったことを挙げる。「記録と順位を残さないとステージをクリアできないと考えやすくなった」

過去の五輪で何度も物議を醸してきた選考の曖昧さとの決別で「自信を持って戦えるメンバー」(河野氏)が決まり、国内の選手層は厚くなった。一方、外に目を転じると世界もまた進化している。河野氏は「これでメダルと口にするのはまだ早い」と現実を受け止める。本番では速さに加え、駆け引きに対応できる強さも必須だろう。5カ月後に、この3年で生まれた好循環の真価が問われる。

(渡辺岳史)

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March 08, 2020 at 08:30PM
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