ランニングポリスをご存じですか――。マラソン大会などで一般のランナーと並走しながら警備を行う警察官のこと。ランニングブームで大小さまざまな大会が行われる東京都内で定着し、目を光らせている。1月12日に北区の新荒川大橋野球場を発着点として開催された「第21回ハイテクハーフマラソン」でも、日体大駅伝部出身で赤羽署の永田勝彦警備課長（54）らが持ち前の健脚を生かしてランナーたちを見守った。
ランニングポリスは2013年4月に米国・ボストンのマラソン大会で発生した爆破テロをきっかけに、警視庁が導入を決めた。15年の東京マラソンを皮切りに都内で開催される市民マラソン大会などで運用している。
今回の大会では赤羽をはじめ、近隣の王子、滝野川の各署などから20～60代の約50人のランニングポリスを選抜。永田課長が責任者となって6班に分かれ、ランナーの先頭から後方の集団に満遍なく配置して警戒にあたった。男性ランナーが倒れて後頭部を打撲するアクシデントがあったが、ランニングポリスと救護班の連携でいち早く手当てをすることができた。
毎朝、早めに出勤して荒川の土手沿いを走る永田課長は、最後尾付近で警戒しながら約21キロを完走。「東京五輪・パラリンピックはもう目の前。赤羽には選手たちが利用するトレーニング施設もあり、警備力を高めて大会の安全な進行に貢献したい」と気を引き締めていた。【最上和喜】
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February 02, 2020 at 08:39AM
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「ランニングポリス」いるのでご安心を 市民マラソンで並走しながら警備 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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