
23日の姫路城マラソンを目前に控え、コスプレ衣装の検討に入った神戸新聞記者、井沢泰斗(29)と地道優樹(24)。人を楽しませ、かつ品位を保ち得るコスプレとは何か-。
考え抜いた井沢に、あるアイデアがひらめいた。これしかない-。東京五輪が行われる2020年にふさわしく、かつ、コスプレ懐疑派のランナーからも文句はないだろう。井沢は自信を深めた。
「雲行きが怪しい」
衝撃の第1報は19日午前、姫路市役所担当のO先輩(39)からもたらされた。筋金入りの埼玉西武ライオンズファンだが、甘いマスクと耳の早さに定評がある。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、姫路城マラソンが中止に傾いているというのだ。
同日午後、正式に中止が発表される。うなだれる井沢と、特に感想がなさそうな地道を前に、Mデスク(46)は「伝説の広報ランナーを目指す挑戦に、中止などあろうはずがない」と告げた。
井沢は、大会本番を心待ちにしていたランナーの無念を思った。広報ランナーにできることは何か。沿道に声援がなくても、走るしかないではないか。井沢は覚悟を決め、衣装の仕上げにかかる。
地道は中止決定後すぐにマラソンのことを忘れたが、周囲から「頑張れよ」と言われるようになって、自分も走る流れになっていることに気づいた。
そして、後に伝説になるかもしれないその日を迎えた。
※神戸新聞ネクストは、大会中止を受けてトップページから大会特集ページを外しましたが、引き続きご覧いただけます→こちら
連載「再び目指せ!伝説の広報ランナー」過去掲載分が、お楽しみいただけます。
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February 23, 2020 at 03:30AM
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声援なくても走るしかない 姫路城マラソン2020連載(11) - 神戸新聞
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