新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月8日に初日を迎える大相撲春場所（エディオンアリーナ大阪）は、無観客開催か中止の見通しとなった。日本相撲協会の尾車事業部長（元大関・琴風）が28日、堺市の尾車部屋宿舎で取材に応じて「状況は厳しくなっている。相撲協会だけ通常開催はあり得ない」と語った。事業部長は協会で八角理事長（元横綱・北勝海）に次ぐ地位に当たる。
複数の関係者によると、協会側は1場所数億円の放映権料収入があるテレビ中継を見込める無観客開催を軸に調整。3月1日に大阪市内で開かれる臨時理事会で、開催の可否、方式を決定する。
プロ野球のオープン戦、サッカーJリーグ公式戦など他競技で無観客試合、延期の決定が相次ぎ、スポーツ庁は26日付で各競技の統括団体に今後2週間、大規模なスポーツイベントを自粛するように通知した。
27日には安倍晋三首相が、全国の小学校、中学校、高校、特別支援学校に臨時休校を要請。コロナウイルスへの対応が日々動いていることも受け、尾車部長は「（臨時理事会では）いろんな意見が出ると思う。悩ましい。執行部だけで決める問題じゃない」と語り、外部理事の意見も幅広く受け入れる意向を示した。【村社拓信、藤田健志】
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February 28, 2020 at 05:47PM
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尾車事業部長「相撲だけ通常開催あり得ない」 春場所は無観客か中止 1日決定 - 毎日新聞 - 毎日新聞
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