日本相撲協会の新しい理事候補を選ぶ選挙は、30日に立候補の届け出が行われ、定員ちょうどの10人が立候補したため６期ぶりに無投票となりました。八角理事長など現職８人が当選したほか、元横綱 日馬富士の傷害事件をめぐる問題を受けて理事を辞任した伊勢ヶ濱親方が復帰しました。
２年に１回行われる日本相撲協会の理事候補選挙は、30日午前11時から立候補の届け出が行われました。
立候補者は事前にゆかりの深い相撲部屋でつくる一門と呼ばれる５つのグループごとに調整されたことにより、10人の定員ちょうどだったため全員の当選が決まりました。
当選したのは、出羽海一門から春日野親方、出羽海親方、境川親方の現職３人、二所ノ関一門から現職の尾車親方と芝田山親方、新人の花籠親方の３人、高砂一門から八角理事長、時津風一門から現職の鏡山親方、伊勢ヶ濱一門は現職の高島親方に加えて元理事の伊勢ヶ濱親方の合わせて10人です。
伊勢ヶ濱親方は、元横綱 日馬富士の傷害事件をめぐる問題で、３年前の12月に理事を辞任して以来の復帰です。
また、副理事候補も定員ちょうどの３人が届け出て、現職の藤島親方、いずれも新人の若松親方と高田川親方が当選しました。
理事候補選挙が無投票となるのは、公益財団法人になる前の理事選挙も含めて６期ぶりです。
当選した親方は理事候補として、ことし３月の春場所後に予定されている評議員会に推薦され、その場で選任を受けて正式に新理事に就任します。
今回の結果、現体制がほぼ維持されることになり、暴力問題などの不祥事が相次ぐ中、相撲協会が理事を中心に再発防止の取り組みを一層、強化していけるかが問われます。
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January 30, 2020 at 11:35AM
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相撲協会 理事候補選挙 ６期ぶり無投票に 伊勢ヶ濱親方が復帰 - NHK NEWS WEB
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