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【箱根駅伝 五輪マラソン代表・中村匠吾観戦記】東洋大・相沢、マラソン適性◎パリ五輪へ火花 - スポーツ報知

◆報知新聞社後援 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)(2日、東京・読売新聞東京本社前―芦ノ湖、5区間=107.5キロ)

 駒大OBで、東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(27)=富士通=が観戦記を寄せた。歴史的な超高速レースの中、エースの集う花の2区で1時間5分台の区間新記録を樹立した東洋大・相沢晃(4年)の走りを絶賛。マラソンへの高い素質を指摘し、24年パリ五輪代表争いへ向けてライバル心を燃やした。(構成・榎本 友一)

 東京五輪イヤーにふさわしい高速レースでした。4区間で区間新記録が生まれた要因は天候や風などの条件が良く、1区で良い記録が出て、2区以降への相乗効果によるものかなと見ていました。もちろん、唯一使える道具であるシューズの性能も、高速化の波にプラス材料として作用しているとは思いますね。

 2区の東洋大・相沢君は、7人抜きの驚異的な区間新記録でした。1区が14位と出遅れたがエースで主将として、気持ちの表れた走りで役割を全うした。ハーフマラソン日本記録級の走り。最初から速いペースで入って、最後までそれを維持できる能力があり、スピードの持久力が魅力的でした。東京五輪は1万メートルで狙うと聞いていますが、いずれはマラソンをやりたいとも聞いている。マラソン向きの走りだと思いますね。

 24年パリ五輪の代表争いを考えると、相沢君のようなすごい選手が学生から出てくることで、とても盛り上がる。私も負けられない、という気持ちが強い。良きライバルとしてここから、日本の男子マラソン界を一緒に盛り上げていきたい。

 最近の箱根は戦国駅伝で、1つのミスが大きく順位を左右する。往路優勝の青学大はミスがなかった。1区からいい流れで2区の1年生・岸本君でトップに立って一気に勢いづいた。4、5区の走りも素晴らしく、良いチームでした。私の母校の駒大は3区の1年生・田沢君が後半、ペースを上げる冷静な走りで7人を抜いたものの4、5区が続けなかった。ただ最後まで何が起こるか分からない。復路は諦めずにしっかりと走ってもらいたい。

 私は12日の栃木・高根沢ハーフマラソンが五輪イヤー初戦。これだけの高速レースを見せられたら負けていられません。元日まで母校で、恩師の大八木弘明監督の下で非常にいい練習を継続できた。高速化の進んだ今回の箱根駅伝から、いい刺激ときっかけを頂きました。

 ◆中村 匠吾(なかむら・しょうご)1992年9月16日、三重・四日市市生まれ。27歳。小学5年から陸上を始め、上野工では3年連続で全国高校駅伝出場。駒大では3年時のユニバーシアード・ハーフマラソン銅メダル。箱根駅伝は2年時3区3位、3年時1区2位、4年時1区区間賞。1万メートルの自己ベストは28分5秒79。昨年のマラソン・グランドチャンピオンシップで優勝し、東京五輪代表に決定。172センチ、55キロ。家族は両親と弟。

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January 03, 2020 at 04:00AM
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