2020年01月01日12時32分
東京五輪開幕まで7カ月を切った新年になっても、見通せないことがまだ多い。パラリンピックと合わせた55競技で各国代表が続々と決まり、真夏の本番へ向けた準備が佳境を迎える段階。とりわけ夏季五輪の花形、マラソンの運営は不透明だ。
昨年10月、酷暑を懸念した国際オリンピック委員会(IOC)のトップダウンでマラソンと競歩が札幌開催に突如変わった。午前7時号砲で発着点は大通公園。まず20キロを1周し、その北側に当たる10キロを2周する変則の3周コース。年の瀬に入った時期にようやく決まった。
戦略を練らなくてはならない選手の準備期間は限られる。札幌の冬は積雪もあってコース計測が春先まで進まず、テスト大会開催は未定。仮設施設や宿泊先確保なども積み残されている。札幌移転に伴う経費も、大会組織委員会とIOCが原則負担するという大枠しか決まっていない。
マラソンと競歩は札幌に移ったが、真夏の東京で行われる他の競技には依然として暑さの懸念がつきまとう。お台場海浜公園で行われるトライアスロンは、昨夏のテスト大会で女子とパラの競技方式が当日変更された。女子は暑さ指数が高くなるとの予報を受けてランを半分の5キロに短縮し、パラは水質検査を踏まえてバイクとランの「デュアスロン」で実施。酷暑の影響が著しいことから五輪、パラともに開始は1時間前倒しされた。
テスト大会で不評を買ったお台場の水質については、本番で大腸菌流入を抑える水中スクリーンを1重ではなく3重にする。それでも、降雨後の2日間は水質が悪いとの統計がある。水質の懸念は同じ会場のオープンウオーターにも当てはまる。
近年の日本は台風や豪雨による被害が増し、今夏の五輪・パラリンピックに影響を及ぼす可能性も否めない。昨年のテスト大会では8月のボート、9月の空手で開始時間を変更し、10月の自転車BMXレーシングは実施を1日前倒しした。
組織委は全会場でコンティンジェンシー・プラン(緊急時対応計画)を用意する方針。考慮すべき対象は選手にとどまらない。天候の影響を受けない屋内競技でも交通機関に乱れが生じることを考えれば、観客やボランティアへの情報提供も含む詳細なシミュレーションが求められる。
"マラソン" - Google ニュース
January 01, 2020 at 10:32AM
https://ift.tt/36edC1H
五輪イヤー、残る難題 札幌マラソン、暑さや台風対策も - 時事通信ニュース
"マラソン" - Google ニュース
https://ift.tt/2RhYbAN
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "五輪イヤー、残る難題 札幌マラソン、暑さや台風対策も - 時事通信ニュース"
Post a Comment